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令和3年度 三条市立大学入学式を挙行しました

イベント/説明会

4月14日、三条市立大学は、第1期生82名を迎え、入学式を挙行しました。

新型コロナウィルス感染症の影響に鑑み、会場への入場は入学生のみとし保護者の皆様へは式典の模様をライブ配信でお伝えしました。

式では、シャハリアル学長からの式辞に続き、岸大河さんが力強く入学生宣誓を行い、これから第1期生として入学する上での決意を述べました。

三条市長からの祝辞では「三条市立大学は、皆さんがチャレンジできるフィールドをこれからも創っていきたい」との歓迎の言葉をいただき、学生たちもこれから始まる大学生活への期待に胸を膨らませていたようです。

15日からはいよいよ講義が始まります。

入学式の様子

学長式辞

新入生の皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。

昨年から続く新型コロナウィルス感染症の影響による不安定な社会情勢の中、皆さんは自分を見失うことなく目標に向かって努力され、今日の日を迎えられました。

これまで、皆さんが一生懸命に取り組まれた努力に敬意を表するとともに、愛情を注ぎ、温かく支えてこられたご家族を始め、関係者の皆様にお祝いを申し上げます。

 

皆さんは、自動車メーカーのフェラーリを知っていますか。フェラーリはイタリアの

人口約一万七千人のマラネッロという都市に立地しています。スポーツブランドのアディダスを知っていますか。アディダスはドイツの人口約二万三千人のヘルツォーゲンアウラハという都市に、また、衣料品ブランドであるシャネルはフランスの人口約六万人のヌイイ・シュル・セーヌという都市に本拠地を構えています。

三条市よりも人口規模の小さな都市に世界に名だたる企業が立地している例は、これ以外にも存在しています。

 

皆さんが入学した三条市立大学も、人口十万人に満たない地方都市にある大学です。三条市を始めとするこの地域は、様々な優れた技術を有する日本屈指の「人と企業」の集積地です。

本学は、「新たな発想を生み出す鍵は、蓄積された経験の中に」を基本理念に、地域全体をキャンパスとして、この地に蓄積された経験から学び、新たな「価値」を創造できる人材として「創造性豊かなテクノロジスト」を育成します。私は、この小さなまちから高度なものづくりの教育と研究を通じて、世界トップレベルの大学を築き上げてまいります。

 

私は、幼少期に母国バングラデシュで軍の養成学校に通っていたときに、司令官から”Gentleman Cadet”と言われました。「賢く強い士官になるにはまずは紳士であれ」という意味です。私は、その時は、この言葉の意味がよくわかりませんでした。Gentleman、

紳士とは何なのでしょうか。

時が過ぎて、私は、日本に留学し、東京電機大学の博士課程で研究に没頭していました。そのときに母校の初代学長である丹羽保次郎氏の「技術は人なり」という言葉に巡りあいました。丹羽氏は、日本が誇る大発明家で、あのFAXを発明した人です。「立派な研究者・技術者になるには、実践的な知識・ 技術と幅広い教養を併せ持つとともに、人としても立派でなければならない」という意味です。

ここで、幼少期に聞いて、わからないながらもずっと気にかかっていた”Gentleman Cadet”がぴたりと一致しました。その後の私の技術者の概念が定まった瞬間でした。

 

私は、良い技術は良い人からしか生まれないと確信しています。

ここでの四年間の学びや出会いを通じて人を敬う心を持ってもらいたいと思っています。それが、イノベーションの根幹であり、本学の教育と相まって、皆さんは「技術は人なり」を体現した創造性豊かなテクノロジストになれると信じています。

 

今、私たちを取り巻く社会は、情報通信技術の発展に伴い、目まぐるしいスピードで変化しています。さらに、地球規模の課題として環境に配慮した持続可能な社会づくりが求められています。皆さんが社会に出て第一線で活躍している10年、20年後の世界は一体どのようになっているのでしょうか。その頃には、今の最先端の技術は当たり前となり、誰も想像のつかない世界が広がっていることでしょう。

皆さんは、その時代を展望し、生き抜く力が求められます。だからこそ、本学で本質的なものを見極め、必要とする力を養い、身につけることによって、イノベーションを起こし、新たな技術を創り続けていくプロセスが重要となります。

 

最後に、三条市立大学の一期生であり、本学の伝統の一ページ目を飾る皆さんが、誇りを持ち、希望を持って学業に励むことを祈念して、式辞といたします。

 

令和3年4月14日

三条市立大学長 アハメド シャハリアル

 

入学生宣誓

桜や様々な花が咲き乱れ、希望に満ちた輝かしい光があふれる季節を迎えました。春の花々が咲き始める中、三条市立大学は開学しました。花見や食事会の様に、皆で集まることが難しいコロナ禍ではありますが、本日、ここに無事入学式を迎えられたことに、感謝いたします。

 

本日をもって、私たちは三条市立大学に入学いたしますが、初めて大学生になるにあたり、一人暮らしの不安やコロナ禍の不安、先輩のいない新しく開学した大学に対しての不安など、たくさんの不安がつきまとってきました。そんな中、入学式前に、私たちの不安を少しでも和らげるため、いろいろなことをして下さったことに、学生を代表して感謝を申し上げます。

 

今の時代、一人一人が考え意見を出し合うことや、常に新しい発想や技術が、より一層求められる時代です。また、単純な作業や誰にでもできる仕事が減り、新たな職業がどんどん増えていく時代であると考えています。

そのような時代の中、私たちは三条市立大学に入学するにあたり、最先端の技術と、今の時代に必要とされる思考や知識を身に付けられることを心より期待しています。また、就職したときに、すぐに生かせる技術や経験を身に付けるために実践的な経験を得られることへの期待、また、それらに伴う様々な企業の方々の支援に感謝の意を表します。

 

私たちは三条市立大学第一期生として、先生方に負けない様な活気と真摯な心、そして、向上心を持ち、これからできる後輩のお手本として、先導していく所存です。また、三条市立大学の歴史や伝統を作り、私たちが卒業する頃には、三条市立大学を卒業したという誇りと実績を持てるよう精進していきます。そして、皆様にも誇っていただける様な人間になれるように、努力を重ねていくことを宣誓し、新入生代表の挨拶とさせていただきます。

 

令和3年4月14日

入学生代表 岸 大河