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【2025年度申請予定】数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)について

 デジタル社会の基礎的な素養としての初級レベルの数理・データサイエンス・AIを習得することで、今後の社会で活躍するに必要な教養を備えたイノベーティブテクノロジスト(技術力と創造力を兼ね備え、既存の枠組みにとらわれず、新たな価値を創出する人材)を育成するために、本教育プログラムを実施します。

 なお、本教育プログラムは、文部科学省が設置する「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」(2025年度)に申請する予定です。

「当該教育プログラムの名称」

数理・データサイエンス・AI教育プログラム

「当該プログラムにおいて⾝に付けることのできる能⼒」

本教育プログラムを通じ、数理・データサイエンス・AIが社会でどのように活用され、新たな価値を生み出しているかを理解・説明できるようになる。

・AIによるビッグデータ分析で用いられる協調フィルタリングとビジネス(電子商取引(EC)、検索ビジネス、ゲーム等)への活用

・確率・統計の基本とデータ分析

・倫理を補完する法令や規則を理解し、技術者が直面する倫理的問題解決のための行動

「修了要件」

数理・データサイエンス・AI教育プログラムを構成する「データとビジネス」(2単位)、「確率統計基礎」(2単位)、「技術者倫理」(2単位)の合計3科目6単位を取得すること。

「開設されている授業科⽬」
No,授業科目名概要
データとビジネス近年、新たなデータ処理技術がビジネスのみならず政治、経済、社会のあらゆる分野に大きな変革を起こしつつある。特にビッグデータ、AI(人工知能)、IoT(Internet Of Things)等の新しいデータ処理技術は多くのビジネスにおいてイノベーションをもたらしている。 本講義では、AIによるビッグデータ分析で用いられる統計学や協調フィルタリング等を学修する。また、AIによるビッグデータ分析が電子商取引(EC)、検索ビジネス、シェアリングエコノミやゲーム等のビジネスにおいてどのように活かされているかを学修する。
確率統計基礎確率論はある確率(先験的確率)から期待される未来を推測し、統計学は過去のデータからその現象の確率(統計的確率)を求める学問である。こうした確定的事実から不確定現象の可能性を探る有力な手段は医学や薬学、金融やマーケティングに活用され、一方ものづくりの分野では品質管理に用いられて製品の高品質が維持されている。本講義では不確定な現象の有意性を把握する確率・統計の基本を学び、データ分析あるいは専門科目における実務の習得の基礎とすることを目標にする。
技術者倫理物質文明と呼ばれた20世紀において我々は、工業技術の発展に伴い豊かな生活を手に入れた。一方で、様々な公害や大規模な事故や事件への対応を問われるなど、企業は自然環境や社会的責任を問われるようになってきた。  21世紀を生きる企業は、自社の利益を追求するばかりではなく、社会的な責任を重んじ、道徳的な観点を持ち続つことが強く求められる。これからの時代を生きる技術者は、高度な技術や専門知識に加え、各種法令を遵守するとともに、正しい倫理観を備えることが求められる。本講義では、様々な事故事例を題材に用いることによって、技術者として備えておくべき倫理観を育むとともに、その根拠となる各種法令について知識を深める。企業の社会的信頼と説明責任、組織というシステムが抱える問題点や、著作権、情報倫理、SNSの利便性と危険性などについても学び、理解を深める。
「実施体制」

工学部長の下、全学的な組織である教務委員会にて企画・運用を行い、学修成果やアンケート結果などを分析して自己点検・評価を実施する体制を整備している。

「自己点検・評価」

令和7年6月末公表予定

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