大学紹介
ものづくりのまち・燕三条


ものづくりの聖地・燕三条で学ぶ。
燕三条地域とは
燕三条地域は新潟県のほぼ中央に位置し、日本有数の金属加工技術の集積地として知られています。燕市は洋食器や金属製品の製造が盛んであり、三条市は工具や刃物の生産で名を馳せています。
この地域は古くから続く「ものづくり」の文化に根ざしています。三条市は戦国時代から金属加工の中心地として発展しました。特に江戸時代に入ると、刀鍛冶が武具や農具の製造に従事するようになり、その技術が次第に大工道具や刃物の生産へと広がりました。これが現在の金属加工技術の基盤となっています。
燕市の歴史もまた金属加工に深く関わっています。江戸時代、燕の農民が副業として和釘の製造を始め、それがやがて全国的に需要が高まる洋食器製造へと発展しました。特に明治時代には、輸出産業として発展し、燕市は世界有数の金属製品生産地として知られるようになります。


戦後、三条と燕は互いに影響を与え合いながら、精密加工や高品質な刃物、工具、洋食器の生産を続け、世界市場に名を馳せました。さらに、産業の技術力を支えるのは、職人たちが代々受け継いできた技と、時代に応じて革新を取り入れる柔軟性です。
近年では、伝統技術にデザイン性やデジタル技術を取り入れ、国際的にも評価されるものづくりの産地として進化し続けています。
地域全体が高い技術力を誇り、職人たちの技術が活かされた製品は国内外で高い評価を受けています。また、地域の魅力を発信する取り組みも活発に行われています。

フロンティア精神あふれる企業がひしめく地
伝統的なものづくりの技術を継承しつつ、新しい挑戦を続けるフロンティア精神あふれる企業が多くあるのも燕三条の特徴です。
その多くは大学と密接に連携し、学生たちの学びを実践的にバックアップしています。
こうした環境で得られる学びは、教科書や講義だけでは身に付けられない実践的な知識やスキルを習得する大きなチャンスです。
燕三条地域の企業と三条市立大学が手を取り合い、次世代の人材育成に力を注いでいます。