ものづくりのまちがキャンパス

ものづくりのメッカ燕三条地域

「燕三条で作れない金属加工品はない」と言われるほど多岐にわたる金属加工製品が作られています。その技術の高さは世界からも認められており、ヨーロッパへの輸出を伸ばしている企業も多くあります。

産業界からメッセージ

燕三条地域の発展には、伝統的な職人技に頼るだけにとどまらず、科学的論理的思考に基づく新しい技術を取り入れることが不可欠です。また、若い人材の発想力・対応力や専門的知識を有する指導陣にも期待しています。私ども産業界も、大いに大学に協力していきます。

三条商工会議所 会頭
兼古 耕一 / Kaneko Kouichi

産学連携実習

知識と知識を経験でつなぎ創造性を育む

学内で行う工学系科目やマネジメント系科目等で得られる知識をいきなり企業現場で活用することは容易ではありません。そのため、本学では、学内で行うプロジェクト型学習(プロジェクト演習、プロトタイピング演習など)と学外で行う企業見学や学外実習(燕三条リテラシ、産学連携実習Ⅰ・Ⅱ)を取り入れ、学年が上がるごとに基礎から応用へと知識を高度化させるとともに、経験的な学修により知識をつなぎ合わせながら創造性を育みます。

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産学連携実習による学びのプロセス

国内でも有数のものづくり技術の集積地である燕三条地域を中心に、企業の現場に赴き実習を行います。企業の現場で、業界や市場の分析、製品や技術の開発、商品や部品の量産などを実践的に学ぶことで、学内で学んだ知識と知識をつなげる力を身につけ、自身の創造性を高めるとともにアイデアを実装するプロセスを学びます。

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120社を超える産学連携実習先企業

学外で経験的な学修を行うために120社を超える企業と産学連携に係る協定を締結し、一学年80名の学生が実習に通うために必要となる十分な企業数を確保しています。これらの企業のほとんどが三条市内か隣接する燕市にあり、実習先として通いやすく学びに適した環境が用意されています。

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実践力を高めるものづくり環境

授業で使用する実験、実習機器はもちろんのこと、実践力を高め、創造をかたちにするためのものづくりの施設や設備、分析機器が整っています。

ものづくりシアター

マシニングセンタ、 ワイヤ放電加工機、 レーザー加工機など様々な工作機器が揃い、 高度なものづくりを行うことができます。
また、 施設には技術職員も常駐しているため、 分からないことについて指導してもらえます。

アイデア工房

ものづくりシアターに併設したアイデアを形にするためのスペースです。3Dプリンター等を利用して試作品などを制作することができます。

メカトロ実験室

機械、電気、電子、ソフトウェアの融合技術であるメカトロニクスの知識・技術を修得するために、モーター制御やセンシングの実験を通して、基礎的な理論を学びます。

理化学実験室

物理実験や化学実験を行う実験室です。物理現象を理解するための実験や材料の物性を分子レベルで解析する実験に取り組みます。

CAD室・プログラミング室

設計や製品の機能・性能シミュレーション、工作機械の加工、プログラム作成等を行います。

物理分析室・マテリアルラボ

分子レベルから樹脂や金属材料まで幅広い資料に対応した最新の分析機器や材料の試験機を整備しています。充実した環境のもと材料開発や物性測定、機能解析などの分子レベルで解析する実験に取り組むことができます。