学生インタビュー

01 基礎科学実験

金澤美来さん

理系の大学ならではの授業で、中学や高校のテキストで取り扱ったものを実際に実験して 確かめることができるので、面白いです。物理分野と化学分野のどちらの実験もできて、それぞれの実験ごとに結果の出方が違うので、問題を解くだけでは気づけなかったことも学ぶことができます。スムーズに作業を行ったり正しい数値を測定したりするために、実験の理論だけでなく使う器具の仕組みや手順をよく理解することで、手際よくできる方法を実験前に頭の中で考える力が備わります。実験での経験からテキストの問題の見方が変わり、問題の意図を見抜くことができるようになりました。毎週提出の 実験レポートは大変だけど、レポートの書き方が上達したり、実験をより深く理解できたりと、その分やりがいがあります。複数人で行うので、自分は何をすればよいのか、相手に何をやってもらうのか、役割分担をする必要があり、全体を把握する力やコミュニケーション能力も身に付けることができると思います。

02 プロジェクト演習I・II

新井智貴さん

三条市立大学は単科大学であり、1学年約80人と比較的少人数です。だからこそ楽しい授業が「プロジェクト演習」です!この授業では、ビジネス経験が豊富な講師からまず課題が割り当てられます。例えば、「とあるパン屋さんが新型ウィルスの影響で経営難に陥りました。あなたはパン屋さんの店長です。どうやってこの苦境を乗り越えますか?」といった課題です。あなたならどう考えるでしょうか?このプロジェクト演習 では、このような課題を授業で学んだ経営の知識を活かしながら、2時限連続の3時間続けてグループワークをします。最初の1時間半で改善策を話し合い、その後の1時間半で内容をまとめてグループ発表を行います。グループワークを取り入れたこのような授業は、少人数であるからこそ面白いと間違いなく言えます。実際、社会に出た時に自分の考えていることを発言できない人は、せっかくいい案を持っていても活かすことはできません。この授業で、人と情報を共有することの大切さを学び、人と話すことに慣れ、人前でプレゼンテーションする力を身に付けることができると思います。

03 水力学

太田 由宇さん

高校の頃に物理が好きだったこともあり、水力学の授業が特におもしろかったです。力学の場合は剛体を一つや二つ考えればよかったけれど、流体の場合は流体の粒子一つ一つに着目するのか、それはできなさそうだから近似するのか…など、疑問や興味が尽きませんでした。流体を扱うことは、一見難しそうですが、簡単な物理法則と数学で、意外と簡単に扱えてしまうことに面白さを感じています。また、この授業は中間テストが3回あるため、定期的に勉強する必要があります。人によっては苦だと感じるかもしれませんが、私はみんなで切磋琢磨して勉強するこの雰囲気が好きでした。実際にこの科目のおかげで勉強の習慣がつき、他の科目の課題や勉強をするきっかけにもなりました。この授業を通して、何気なく食器洗いをしている時に見る水道管も、実家の花や植物にホースで水をあげる時も水力学を考えてみることにつながり、日常で広い視点を持つことができるようになったと思います。

04 プロジェクト演習I・II

吉田 星一朗さん

プロジェクト演習Ⅰ・Ⅱ は、座学の授業と違い、2限分の3時間を通してグループワークに取り組むおもしろい演習です。様々なテーマについて基本的にはグループワークで進んでいき、出されたプロジェクトテーマについてグループで考えて意見をまとめ最後にプレゼンをするものです。プロジェクトテーマは、どれもが企業の現状を変えていくような興味深いもので、自分が社会に出た時に直面するであろう現実的なテーマが多く、自然と真剣に取り組みたくなります。また、毎回違うメンバーでグループを作って活動するので、初めて話す人とグループワークをするためのコミュニケーション力や、大人数の意見をどのようにすればいい形でまとめられるか考え、最終的にはプレゼンというかたちに持っていくマネジメント力が身についたと思います。授業の回数を重ねていくうちに、自分だけでなく周りの人も意見を積極的に出すようになり、またプレゼンの内容や発表の仕方、スライドなどの資料の質も上がっていくのがよくわかりました。自分が就職した後も使える力が身についたことが実感できる演習でした。