三条市立大学では、令和6(2024)年の仕事始めに当たり、アハメド シャハリアル学長より教職員に向けた年頭の挨拶を行う、年頭式を開催しました。
あわせて、開式前に、元日に発生した「令和6年能登半島地震」の被災者の皆様へ黙とうを行い、犠牲者の方のご冥福と、被災地の早期の復興を祈念いたしました。
学長の挨拶は次のとおりです。
年頭のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
年明け早々、元日に発生した「令和6年能登半島地震」において、数多くの尊い命が奪われてしまいました。先ずは亡くなられた方々に対し、衷心より哀悼の意を表しますと共に、被災された全ての皆様方に心からお見舞い申し上げます。
さて、2024年を迎え、本学の教職員の皆様には、次の3点をお願いしたいと思っております。
まず1つ目に、本学は、地域企業の存続・発展のために貢献する「イノベーティブ テクノロジスト」を育成するため、2021年4月に開学して以降、6年間の中期目標を立て、その目標に向かって1年1年、着実に年を重ねてきております。今年4月からは、4年次のカリキュラムが実施される節目の年であります。4年次には、過去3年間の様々な学びの集大成が卒業研究に生かされることになります。
教職員の皆様におかれましては、質の高い研究ができるための学内制度や環境づくりをしていただきたいと思います。
2つ目ですが、日本はかつてないスピードで人口減少が進み、官民を問わず、担い手不足が深刻になっています。大学等の高等教育機関においても、優秀な学生の確保が大きな課題となっております。本学も例外ではありません。しかしながら、私は「本学にとってはチャンスでもある」と思っております。そのためには、いろいろと必要ですが、柔軟でスピーディーな対応が求められると考えております。
そこで、優秀な学生を確保する手段を増やすため、令和7年度に実施する令和8年度入学者選抜から、ワークショップ形式の学生選抜を取り入れることを検討しています。実施に当たり、教職員からなる選抜チームを作り、研修等を通じて、プロフェッショナルになっていただきたいと思います。
3つ目に、これまでの経験を踏まえ、教育課程の修正を行います。シラバス、必修や選択、科目を担当する教員の適正等の内部点検、見直しを行いたいと思います。あくまでも、本学のミッションである「イノベーティブ テクノロジスト」を4年間で育成するための必要な学びと学びの質、学びの満足度を軸に考えますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
大きな自然災害、羽田空港での痛ましい事故のニュースから今年が始まりました。
気を引き締めて業務に当たっていただきたいと思います。